ヒメタツ出産シーンを狙って!~福岡糸島でダイビング~

皆様こんばんは。ぴょんきちです。
糸島は昨日の夜からどしゃ降りの雨が降り続いてましたが今はやんでいます。
少し冷えますが、なくなっていた事務所のエアコンのリモコンが昨日3日ぶりに見つかったので一安心です(^^)
今改装工事中なのであちこち散らかってて大変なんです…
2段ベッド作ったり
daiku2.jpg
床・壁張り替えたり
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ドリルでけずったり。
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そんなこんなで着々と工事が進んでおります!
営業再開が待ち遠しいです♪

◆◆◆
さて、先日3月9日のブログでお伝えしておりましたヒメタツパパを覚えてらっしゃいますでしょうか。
※当時は「タツノオトシゴ」と書いてましたが正しくは「ヒメタツ」でした。記事訂正しました。
P3080021.jpg
この子です。右側の赤っぽい個体がパパ、左側の体が一回り大きい方のママは今はどこかへ行ってしまいました…
パパは今もこの場所で大きなおなかを抱えて日々過ごしております。

3月16日のブログでは、「明日からツアーだから帰ってきたらもうハッチアウト終わっててお腹ぺしゃんこなんだろうな~」なんて書いてましたが、
3タツ
↑4月3日、まだぱんぱんでした。
どゆこと??

まだお腹の中にいるのかな?
それともお腹の中には卵は入ってなくて、ただ海水でお腹がふくらんでるだけなのかな?
でももしいるんなら出産シーン見てみたいな~、なんて漠然と思ってました。

そして昨日。
オーシャナLive!という企画の中で、水中写真家・中村卓哉さんのオンライントークショーを拝見してました。
テーマは「ヒメタツ撮影秘話」。
鳥取県・田後(たじり)にあるダイビングサービスブルーライン田後さんでヒメタツの出産シーンを撮影されたときの話です。
現地ガイドの山崎英治さんがヒメタツ含め田後の海にいる生物の生態にめちゃめちゃ詳しくて、すごいなー!と感動して、そのあとのフリートークで私ヒメタツの出産について根掘り葉掘り質問しちゃいました。
ほんとにあつかましくてすみません…

でも英治さんはそんな私に親切にいろいろと教えてくださって、すごく勉強になりました。
一番疑問だった「お腹の中には本当に卵があるのか?」を確認する方法を教えて頂いたんですが、そしたらもう「今すぐ確認に行きたい!」てなりますよね(笑)

ということで、行ってきました。
準備
そして教えて頂いた確認方法を実践しましたが…
ごめんなさい、はっきりとは分かりませんでした(笑)
ポンコツですみません(笑)
でもたぶん、卵入ってるんじゃないかな~?という印象でした。この中↓
11タツおなか
しかしながらこのままでは終われない!
こうなったら出産シーンをとらえるまで粘ってやる!!

ということで、今朝04:00に再び集合。
降りしきる雨の中、もう一度行ってきました。
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そして撮影した渾身の一枚。
タツとクロコソデ
一ヶ月かけてようやく顔とお腹が一緒に写ってる写真が撮れました。
左上ではクロコソデウミウシが産卵してました(笑)

その後はヒメタツの出産が始まらないかと少し離れて見守っていたのですが…
なんだかもう、心細い。
夜明け前なのでもちろんあたりは真っ暗。
水中ではたった一人で手元のライトだけを頼りにヒメタツの動向を見つめる。
いや一人じゃない、あそこにヒメタツパパがいるじゃないか!出産を見届けるんだ!
と奮い立たすも、やっぱり心細い(涙)
ナイト
これを一晩中続けるなんて…なんて精神力だ。
ごめんなさい、1時間で心折れてすごすごと帰って来てしまいました。。
当初の意気込みはどこへ…
そしてエキジットしたら船番のオーナーが雨に打たれて凍えあがってました(笑)

こうした地道な努力の積み重ねで少しずつその地域の生物の生態が分かってくるんだよなあ~
自分のふがいなさを痛感した一日でした…
うぅ、次こそ頑張る!!

今日は海が爆時化なので、次回様子を見に行くのは16日(木)の予定です。
どうなってるかな~
またご報告します。

◆◆◆
そうそう、ヒメタツを待っている間、ゆら~っとこちらに近づいてくる影が。
振り返ると
ワレカラをくわえるメバル
メバル先輩!の子供。ワレカラくわえて嬉しそうな姿に癒されました♪
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