薩南&トカラDiscovery Cruise 2020企画の見所解説4 秋編 ~薩南、トカラ列島でダイビング~

トカラ行きたいけど、いつがオススメ~??
という声にお応えして始まった見所解説。

春編  http://sunslog.blog42.fc2.com/blog-entry-3005.html
初夏編 http://sunslog.blog42.fc2.com/blog-entry-3006.html
真夏編 http://sunslog.blog42.fc2.com/blog-entry-3007.html

さて連載4回目は秋(10-11月)の見所です。

秋はもう見所いっぱい!
と言う事で企画もいっぱい!
2回に分けてお送りします。

この時期の売りは何と言っても水温と気温のバランスの良さ。
水温は10月は25−27度、11月でも23−25度とまだまだ温かい。
気温も秋晴れの日は汗ばむほど。
そして台風の心配も夏に比べるとぐんと少なくなる。
安定して晴れの多いトカラ遠征のベストシーズン、といえるだろう。
Discovery Cruise開始時より11月は定番で人気日程で、毎年必ず開催している。

海の中はと言うと、
まず秋は回遊魚が多い。
キハダマグロやカンパチの群れは夏より一回り成長して迫力ある姿を見せてくれる。
イソマグロ、ロウニンアジ といった定番の大物も水温が低くなるにつれ遭遇が増えてくる。
水温が下がってくるとハンマーなどのサメも遭遇率が上がってくる。
透明度も良いことが多くサンゴやイソバナの群生、地形ポイントも楽しめる。
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そしてこの時期集まってくるのがマンタ!
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マンタ?
あえてトカラじゃなくても、、、
と言う声も聞こえてきそうだが、トカラマンタが他所と違うのが、クリーニングにくるのを待ち構えるのではなく、水面で捕食しているのを探してアプローチする点だろう。
しかも、港の横とか島の近くで見つかることが多いので1時間くらいずっとマンタと泳ぐことができる。
見つかれば!だが。(笑)
マンタを探すときは船で岸寄りをゆっくり走りながら、水面に現れるマンタのヒレやシルエットを探す。
モルディブのクルーズでジンベエザメ探してる感じに似てる。
まだまだ確率は低いが、見つけたら水面をぐるぐる泳ぐマンタを貸切で楽しむことができる。



こうしてみると、いいことづくめのシーズンのように感じるが、実際そうだと思う(笑)
あえて言うなら見所が多くてあれもコレもとなって全部中途半端になってしまうこと、くらいだろう。

目的を明確にしてダイビングを組み立てる、そしてそれを実行できる確率が高い、それが秋だと思う。

初めてのトカラ、秋がオススメ。

と言う感じだろうか。

しかし、こんな時期でも季節外れの台風が来る事はある。
と、台風襲来時の言い訳を軽く挟んで(笑)、見所解説です。

まずは10月のこの企画。
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残席2名様となっています。
10月を秋シーズンに入れるのはちょっと微妙。
水温はまだ25−27度と夏とあまり変わらない。
陸上は少し気温が下がり秋っぽくなるものの、まだ夏の終わりというイメージだと思う。

この企画のテーマはずばり「草垣群島へ!」
コレに尽きる。

草垣群島は硫黄島の遥か西に位置する。
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北に向かう黒潮の分流が直撃する草垣群島は水温が高くても、いやむしろ水温が高い方が魚影が濃いように思う。
ちょっと玄界灘に似てるかもしれない。
僕は個人的にミクロネシアの透明度とタイのシミランの魚影を併せ持つ海域、そう思っている。
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th_4_8_2018 Kusagaki Complete_15

硫黄島から2時間半。
道のりは遠い。
けれど行けた時の感動はこの海域随一。
それが草垣群島だろう。
このツアーでは硫黄島にステイ。
鬼界カルデラ周辺、湯瀬、そして草垣を潜る。

続いて11月の企画。
11月になると水温も下がり、いよいよ秋本番!という感じになる。
まず上旬の枕崎、奄美の往復クルーズからスタート。
この企画は、思い入れと伝えたいことが多すぎるので、次回の連載で紹介します。

という事で今回はこの二本を紹介します。
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まず秋の連休企画。
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コレこそ前述の秋の魅力満載クルーズにしたい企画。
テーマは「初めてのトカラ、そして定番のトカラ。」
少し短めの日程でお休みも最小限で済むので初めての方も参加しやすいのではないだろうか?
宿泊は中之島2泊と硫黄島1泊。
トカラ北部と鬼界カルデラを中心に潜る。
移動も短めなのでじっくり、マンタや大物、回遊魚を探しながら楽しもうと思っている。

*昨年のログ
鬼界カルデラ編 http://sunslog.blog42.fc2.com/blog-entry-2990.html
トカラ北部編 http://sunslog.blog42.fc2.com/blog-entry-2992.html


そして毎年恒例、シメの硫黄島ショート。
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冬の入り口でもある時期で気温は低くなるので船上の防寒は必要だ。
水温は22ー23度くらいで定番のマグロ艦隊だけでなく、ハンマーなどサメも多くなる。
人気のハルマ瀬水中オーロラや憧れの大物ポイント湯瀬など、ガンガン攻める予定。
しかもお休み不要の週末プラン。
集合は金曜日の夜、鹿児島空港21-22時くらい、鹿児島中央駅22時-23時とお仕事終わりに集合可能。
日曜日も大阪行き最終新幹線は間に合いますので関西の方はそのまま帰ることもできます。
宿泊は硫黄島。
アフターダイブの温泉も最高です。


さて、明日は秋編その2。
新企画の枕崎ー奄美の往復企画について。

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コレぞ冒険!
お楽しみに。

~続く~

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2020年の薩南&トカラDiscovery Cruiseスケジュール、お問い合わせ、ご予約は↓
https://tokara-dive.jp/2019sche/
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