こんにちは!
みなさんお待ちかね「りさおのポンコツ写真道」第4話です。
こちらの連載では、今はまだポンコツのりさおが一人前のフォトグラファーとして成長してゆくまでを継続して追ってゆきます!
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前回の連載で「次はトカラだ!」と豪語しておきながら、なんだかだいぶ間があいてしまいました…
トカラに行ったのは11月の話なのでなんと2ヶ月も前の話です!(笑)
いや、これには深~いわけがあるのです。
このブログを書くほど立ち直るまでに2ヶ月の時間を要したのです。
はい・・・
気になる方は最後まで読んでください。
そして私を慰めてください(だいぶ立ち直ったけど)。
なお、このブログでは私主観の極めて偏った内容しか書きませんので(笑)、正しいツアーの内容はこちら
≪前半≫≪後半≫をご覧ください♪
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さて、昨年11月のこと。
中村卓哉さん、むらいさちさんと行く、トカラ撮影クルーズに私も乗せてもらうことになりました。

鹿児島・枕崎を出発して、薩摩硫黄島、トカラ列島の口之島・中之島をめぐる3泊4日のダイブクルーズです。
ダイナミックな地形、圧倒的な魚群、どこまでも続くイソバナ、思いがけない大物との遭遇、などなど…
そんな魅力あふれる薩南・トカラ海域を、105mmマクロレンズで切り取ってきました!(笑)
(※レンズこれしか持ってない)
撮影クルーズ記念すべき一枚目はこちら。

ぬあー、なんて望遠!
硫黄島が近づいてきたので猛々しい硫黄岳を写真に収めようとしたのですが…
火口しか写ってませんね。
やはりレンズにはそれぞれ適材適所というものがあるのですよ。
105mmレンズは島の全景を撮影するのに適したレンズではないということを身をもって学びました。
気を取り直して水中へ!
「水中オーロラ」とよばれる幻想的な風景をみんなが夢中になって撮影しています。
(気になる人はツアーブログ見てみてね)
しかし私の105mmレンズではそんな広い画角は撮れないことを先ほど学んでいます。
ということで、自分に適した被写体を探しました。

ストロボ一番弱くしてるのになんだか明るすぎるな~
でもF値絞るとファインダーが暗くて何が何だか見えないんだよな~
(ISOが4000に設定されていることにこのとき気づいていません)

このへん海底が火山灰だからちょっとフィン動かすとめっちゃ砂舞うんだよな~
しかも背景が全然映えないんだよな~
とか思いながら撮影していたものの…
だめだ~!やっぱり気になる!私もみんなにまじってオーロラを撮りたい!
この日は水中オーロラが絶好のコンディションだったうえに、ホシカイワリの群れまで現れるというミラクル!
せっかくカメラを持ってるんだから自分の手でオーロラ写真が撮りたい!
と、必死に撮った写真がこちら!



ホシカイワリはともかく、オーロラはいろんな色が混ざり合っている様がきれいなのであって…
一部分だけ切り取っても、それはただの緑色の水にしかならない、ということを身をもって学びました。
いやなかなか味があっていいと思いますけどね、個人的には。はい。
やはり私には私にあった被写体がいるはず…(2回目)
もっと小さくて、かつ動かなくて、火山灰の中にいても映えるようなそんな奇跡的な被写体が…
いたー!!
手のひらで隠せるほどのサイズ!(本当はもう少し小さいほうが助かるけど)
微動だにしないその落ち着き!
火山灰の茶色にうもれない透き通る白い体に、黄色のアクセント!
時間を忘れて撮影しました。



こうしてみると茶色の火山灰もちょっと赤みがかってていい味だしてるかも。
F値絞ると写真の印象も全然変わるな~、ふむふむ。
とかやってたら、「ピーピーピー!」っとダイコンに叱られました。
あ、ここけっこう深いんだったっけ…てへ。
写真に熱中して安全管理がおろそかにならないよう、十分気を付けましょうネ。
◆◆◆
続いては、トカラ編。
トカラ一発目の被写体はこちら!

ついつい、1m超えの大物に目移りしちゃいまして。
次は粘ってじっくり撮るぞ~

このイソバナのポリプを撮りたい…

明るすぎたかな~・・・ん?

きれいな魚発見!

て感じで目移りしながら撮影していたら、案の定いい写真は撮れませんでした(泣)
やっぱり私はまだ設定とかもろもろ時間かかるしいろいろ試したいから、糸島みたいにゆっくりできるところがいいなー。
いつかまた上手になったときにマクロでトカラリベンジしたいです♪
ちなみに私的トカラベストショットはこれ!

ガイコツホヤ初めて見てかわいかった~(^^)
◆◆◆
さて、楽しいクルーズも終了し、枕崎にむけて船を走らせていたら、ちょうど日の入りの時間になりました。
夕日はだんだんとあたりを赤く染め、雲一つない空から水平線へと沈んでいきます。
しかもこの日はだるま夕日。
望遠レンズを持ってきてたので、カメラをハウジングから出してレンズを交換して勇んで撮影!

ってほぼ沈んどるやないかい!
出遅れました(泣)
シャッターチャンスの女神は前髪しかないんだよ・・・
さて、その一時間後。
私のカメラはこんな状態になっておりました。

そうです。
水 没です。
話せば長くなるんですが・・・
あの夕日を撮ったあと、私はまたレンズを交換してカメラをハウジングに戻しました。
そうすれば、荷物を船から上げるときにカメラとハウジングを別々にあげる必要がなく楽だと考えたからです。
そして私はハウジングのリークセンサー(水没センサー的な)を起動しませんでした。
なぜなら、その日のダイビングはもう終了していたからです。
そして事件は起こりました。みんな、ダイビングが終わったらカメラを真水につけて塩抜きしますよね。
たぷたぷにたまってる水にハウジングをザバーッとつけますよね。
もちろん、私もつけましたとも。
塩抜きしないとハウジングがダメになっちゃいますからね。
まさかハウジングがちゃんとしまってないなんて気が付きもしませんでしたよね。
リークセンサーが起動していれば大事には至らなかったんでしょうけど、せっかくの機能も電源切れてたらどうにもなりませんもんね。
そしてがっつり水没しました。
カメラ本体、レンズ、レンズのアダプター、ハウジング。
修理と買い替え費用でしめて
ピー!万円でした(|| ̄Д ̄)
保険に入ってるから大丈夫~、とかのんきなことを考えてたんですが、保険って限度額があるんですよ。
ご存じ?私の保険では全額をカバーできず、けっこうな、いや相当な痛手でした(泣)
保険…大事ですよ!!(真剣)カメラやライト、ストロボとか水中機材は高価ですからね。
ダイバーの皆様は個人でダイバー保険に入ることを強くおすすめします。
私も全額はカバーされなかったけど、6割ほど出してもらえて本当に助かりました。
まあでも、水没は「誰もが一度は通る道」だそうで。
ほんとかな?(笑)カメラ使用4回目での水没は比較的早いと思いますが、この経験を糧に、これからも頑張っていきたいと思います。
泣いてないもん!
ということで、水没を経験した私はもはやポンコツではない!
ポンコツは今回で卒業させていただきます。

次回からはりさおのひよっこ写真道がスタート!
お楽しみにね♪
(つづく).
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