薩南&トカラ撮影クルーズ!Part2 ~薩南、トカラ列島でダイビング~
「トカラ海峡を越えて」
大興奮の鬼界カルデラ編を終え予定通り風も弱まってきたクルーズ3日目。
朝早めに硫黄島を出港した我々はトカラ列島北端の島、口之島を目指して南下を開始した。
口之島と屋久島の間はトカラ海峡と呼ばれ、常に西から強烈な黒潮が流れ、ちょっとした風でも潮とぶつかって高いウネリとなる航海の難所。
のはずなんだけど、、、
「黒潮何処??」
ここ1ヶ月、トカラ海域の悩みのタネがある。
流れが、、、ない。
(NHKプロジェクトX風に)
黒潮の流軸はだいたいこんな感じ。

トカラ列島は黒潮の只中にある。
流れはほぼ、8割以上の確率で潮汐と関係なく西方面から流れている、と思う。
(年がら年中毎日のように潜っているエリアではないのであくまで経験上、のお話)
南西か、西か、北西か、何れにせよ常に西方面からの一方通行で潮が流れていることが多い。
したがってこれまで見つけて来たポイントも、このガンガン西から流れる、と言う状況で力を発揮してくれるポイントが多い。
もちろん様々な条件で流れが弱い、とか逆の流れだ、とかはちょくちょくある。
けれどそれは大体において限定的で、口之島や中之島の島周りは流れてないけど臥蛇島まで行けばブンブン流れている、とかちょっと移動するなり、2、3日待つなりすれば解決することが多い。
しかし、10月後半のクルーズから、船長曰くその1週間前の釣行から、ず~っと流れが弱い状況が続いているようだ。
口之島、中之島に限らず、芽瀬に行っても、諏訪之瀬島や臥蛇島へ行っても全然流れがない。
あってもゆる~い北潮か南潮。
西からガンガン、の黒潮は一体どこへ??
という状況が続いている。
キハダやカツオを狙っている漁師さんも、GTキャスティングの船も、僕らダイバーもほとほと困り果てて、、
というのがこんなにも長期間、そして広範囲で続いているのは記憶にない。
そして今回も実に穏やかなトカラ海峡。
それはつまり、まだ黒潮はどこかへお出かけ中、という事だ。
3クルーズ連続の黒潮不在、、、
しかし、この状況が3回も続くとさすがに対策も考えられる。
要は北か南から緩いとはいえ潮は流れてる訳で、しかも大潮でそこそこ潮汐は期待できる。
あとは西潮ではなくても魚の多いであろう地形を持つポイントを攻めればいい。
しかもだ!!
「最近口之島港横で釣り人のマンタ目撃例増えてるみたいよ~」
という口之島のガイド、高木さんからのありがたい情報も!!
という事で後半のトカララウンドは
1、口之島周辺でマンタ探し!
2、中之島の北、小臥蛇島の南でサンゴとイソバナと魚群を撮影!
3、ラストは小臥蛇島の雄神瀬と芽瀬で大物狙い!
というテーマで Go Dive!!
と言う訳で、硫黄島から3時間、口之島に到着した我々は早速マンタ捜索を開始した。
「平瀬から丸瀬、烏帽子からラビリンスまで水面のマンタ探しながらゆっくり船を走らせましょう!」
なんて言った途端、平瀬沖で水面移動中のマンタ発見!
「おるやん!!」
幸先良い発見にワクワクしながら丸瀬行ったら水面を数匹のマンタがパシャパシャやってる!
「めっちゃおるやん!!」
しかも捕食中。
すぐにエントリー。
そしてあっさりマンタと遭遇。
水面を捕食しながら泳ぐマンタをバシバシ撮影。



途中いなくなったさちさんは、8枚のマンタに囲まれて動けなかったそうで。
(写真楽しみにしてます!!)
60分マンタを堪能。
なんと、スタッフ大木はこれが初マンタ!!!
おめでとう!!!
勢いに乗った我々は中之島へ移動して北端にあるラクダ岩でダイブ。
ちょっと流れ強目だったけど、満開のイソバナを撮影。


写真は参加メンバーの國清さんに頂きました。
ありがとうございます。
出来過ぎな3日目を終えて中之島に入港。
温泉に入って、トカラ馬を見学し、定宿の海游倶楽部へ。


実はこの日は海游倶楽部にとって特別な日。
「海游倶楽部、最後の晩餐」

初めて中之島、海游倶楽部を訪れたのは2008年7月のこと。
ついに足を踏み入れた憧れの秘境、トカラ列島。
そこに待っていたのは極上の海と居心地の良いオシャレなコテージ。
こんな離島にありながら夕食は極上のイタリアンや洋食のコース料理。
オーナーご夫婦との語らいも楽しく、僕のトカラ熱は、まさにこの時発症したのだ。
以来11年。
最初はフェリーを使って、2013年からは栄真丸でトカラ列島に通い続けている。
いつも快適な宿舎と美味しい食事と温かい笑顔で僕らを迎えてくれました。
僕にとってのトカラのお兄さんとお姉さん。
そんなお二人がこのツアーを最後に引退、本土に引き上げることになりました。
最後の晩餐。
もうこの料理やお二人との楽しい時間をトカラで味わうことが出来なくなるのは本当に寂しいけど、とにかく、今まで本当にお世話になりました。
感謝感謝感謝。
そして迎えた最終日。
色々盛りだくさんすぎてあっという間の最終日。
潜りながら北上、一気に枕崎まで戻らなければならない。
とは言え全員枕崎宿泊で翌日の飛行機なので夜までたっぷり時間がある。
昨日はイソバナの群生だったので、まずはハードコーラルの群生を撮影しに小臥蛇島の南、GAMIドロップを目指す。
途中イルカの群れに遭遇!

出来過ぎだ。




光も射して、サンゴも綺麗!
2本目は雄神瀬へ。
ギンガメアジに巻かれ、イソマグロやツムブリも群れ群れ。



これまた出来過ぎだ。
そして残りのテーマ、大物との遭遇を求めて芽瀬へ向かう。
口之島の北西に広がる、もう一つの口之島といっても過言ではないくらい広大な沈み瀬。

大物、特にタイガーシャークとの遭遇率の高い(今期8回遭遇中2回はここ)ポイントだ。
黒潮の只中にあるためいつも激流だけど、黒潮不在の今は逆に潜りやすい、と言えるかも。
という事で慎重に潮流チェック。
やはり黒潮本流ではなく、北からの流れ。
いつもと進入角度を変えてアタック。
すると、、、
イソマグロ、ツムブリなどいつものメンバーの向こうにホバリングしているマダラトビエイ!!



美しいフォルム。
浮上前にはカマストガリも登場。
やったぜ!
浮上すると船長が
「もう少し頑張って潮に乗りながら南に泳げば、ここ(海図を指差して)に魚が集まる場所がありますよ。芽瀬で一番GTが釣れるのはここですよ。」
と言う情報。
クルーズを締めくくるラストダイブ、これはもう芽瀬もう一本しかないでしょう。
とう事で1本目と同じ場所からエントリー。
粘らずにどんどん流して南にある船長オススメのスポットを目指す二兎を追う作戦。
しかし、、、
何もいない。
さっきまでいたマグロもツムブリも、マダラトビエイも、、、
いない、、、
ハズレムードが漂う。
みんなはもう上の方。
あれ?諦めてる??
まだ、もう一ヶ所勝負あるんですよ~
と思いつつひたすら流していたら、根が近づいて来ると現れるテングハギモドキやツムブリの群れが登場。
なるほど魚が集まりそうな地形だ。
船長が言ってたの多分ここだ。
せめてローニンでもいい、こい!
とか思ってたけど不発。
もうだめだ。
諦めて安全停止に入ろうとしたその時。
フロート持って後ろからついて来ている大木の後ろに巨大な影!

「出た~!!!!タイガー!!!」
やはりトラは後ろから現れる。
指差す俺。
光るストロボ。
「え?私?じゃないよね。後ろに何かいるよね!」
恐ろしくて振り向けない大木(笑)
まさに
「志村~、後ろ!後ろ!」
状態(笑)
こうして、実に出来過ぎなトカララウンドも幕を閉じた。
写真は参加メンバーの國清さんに頂きました。
ありがとうございます!

後日中村卓哉さんからもタイガーショット送っていただきました!

振り返った大木と咄嗟に鳴らしたバブホンに驚いて逃げるタイガー!
ありがとうございます!
いつもこうだといいのに、、、
いや、でもいつもこうじゃないから面白いんだ。
一体魚はどこにいってしまったのかと悩みに悩んだ1ヶ月。
やっと答えが見つかった気がした。
多分気のせいなんだけど(笑)
さて、今回は撮影クルーズだったので前編後編と写真モリモリで薩南&トカラDiscovery Cruiseの様子を詳細にリポートしてみました。
天気にも海況にも恵まれて当初の目的通り冒険クルーズの名場面集を撮るようなイメージで撮影できたように思います。
と言うことで、来年も11本!
スケジュール決まりました。
ゆるカタフォトクルーズも現在企画中!
決まり次第発表します!!
詳細お問い合わせは薩南&トカラDiscovery Cruise、木村まで。
<薩南&トカラ列島Discovery Cruise 2020スケジュール>
◇5泊6日 ベーシックプラン
Cruise1
「サメ!サメ!サメ!春のトカラはサメだらけ!!」
日程 3月17(火夜)ー22日(日)(水温23度)
参加条件はアドバンス以上、経験本数300ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
Cruise2
「6月、狙うはニタリとタイガー!硫黄&トカラ」
日程 6月23(火夜)ー28日(日)(水温24-26℃)
参加条件はアドバンス以上、経験本数500ダイブ以上、ドリフトエキスパート限定。
Cruise3 古見きゅうさん乗船!
「7月4連休絡みの硫黄、草垣、トカラクルーズ!」
日程 7月21(火夜)ー26日(日)(水温26-29℃)
参加条件はアドバンス以上、経験本数200ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
◇4泊5日 ミドルプラン
Cruise4
「GW恒例の大物三昧トカラ!」
日程 5月1日(金夜)-5月5日(祝)(水温25℃)
参加条件はアドバンス以上、経験本数300ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
Cruise5
「サメシーズン到来!大物狙いの硫黄&トカラ」
日程 11月19(木夜)-23日(祝)(水温22-24℃)
参加条件はアドバンス以上、経験本数300ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
◇2泊3日 硫黄島、鬼界カルデラ ショートプラン
参加条件はアドバンス以上、経験本数100ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
Cruise6
「5月マグロ艦隊とニタリザメ狙い!」
5月22(金夜)ー24日(日)(水温22-23度)
Cruise7
11月マグロ艦隊とハンマー狙い!」
11月27(金夜)ー29日(日)(水温22-23度)
◇3泊4日薩南スペシャルクルーズ!
Cruise8 関戸紀倫さん乗船!
「初企画!!夏の宇治群島と薩南のビッグポイント!」(水温26-28℃)
日程 8月7(金夜)-10日(祝)
参加条件はアドバンス以上、経験本数200ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
野間岬に泊まって薩南が誇るビッグポイント、千貫瀬や久多島、大瀬と、
Discovery Cruise初の宇治群島を目指します!
飛び込んだ瞬間、目の前に広がる魚群絵巻とダイナミックな地形。
回遊魚にサメの群れ、何が出るかわからない夏のスペシャルトリップです。
Cruise9
「東シナ海の秘境!宇治&草垣群島遠征」(水温26℃)
日程 10月8(木夜)ー11日(日)
参加条件はアドバンス以上、経験本数200ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
薩南の秘境、草垣群島と宇治群島、鬼界カルデラ周辺の海を潜る
秋のスペシャルトリップ。
黒島ステイで薩南縦横無尽!
まるでミクロネシアのような透明度と東南アジアのような魚影の濃さを
併せ持つ草垣群島を潜るならこのツアーです。
◇NEW!! 目指せトカラ列島縦断、
究極の1週間クルーズ実現!!
Cruise10
日程 4月18(土夜)ー25日(土)(水温24度)
参加条件はアドバンス以上、経験本数500ダイブ以上、エキスパート限定。
Cruise11
日程 10月31(土夜)ー7日(土)(水温23−25度)
参加条件はアドバンス以上、経験本数500ダイブ以上、エキスパート限定。
***********************
薩南&トカラDiscovery Cruise
https://tokara-dive.jp
大興奮の鬼界カルデラ編を終え予定通り風も弱まってきたクルーズ3日目。
朝早めに硫黄島を出港した我々はトカラ列島北端の島、口之島を目指して南下を開始した。
口之島と屋久島の間はトカラ海峡と呼ばれ、常に西から強烈な黒潮が流れ、ちょっとした風でも潮とぶつかって高いウネリとなる航海の難所。
のはずなんだけど、、、
「黒潮何処??」
ここ1ヶ月、トカラ海域の悩みのタネがある。
流れが、、、ない。
(NHKプロジェクトX風に)
黒潮の流軸はだいたいこんな感じ。

トカラ列島は黒潮の只中にある。
流れはほぼ、8割以上の確率で潮汐と関係なく西方面から流れている、と思う。
(年がら年中毎日のように潜っているエリアではないのであくまで経験上、のお話)
南西か、西か、北西か、何れにせよ常に西方面からの一方通行で潮が流れていることが多い。
したがってこれまで見つけて来たポイントも、このガンガン西から流れる、と言う状況で力を発揮してくれるポイントが多い。
もちろん様々な条件で流れが弱い、とか逆の流れだ、とかはちょくちょくある。
けれどそれは大体において限定的で、口之島や中之島の島周りは流れてないけど臥蛇島まで行けばブンブン流れている、とかちょっと移動するなり、2、3日待つなりすれば解決することが多い。
しかし、10月後半のクルーズから、船長曰くその1週間前の釣行から、ず~っと流れが弱い状況が続いているようだ。
口之島、中之島に限らず、芽瀬に行っても、諏訪之瀬島や臥蛇島へ行っても全然流れがない。
あってもゆる~い北潮か南潮。
西からガンガン、の黒潮は一体どこへ??
という状況が続いている。
キハダやカツオを狙っている漁師さんも、GTキャスティングの船も、僕らダイバーもほとほと困り果てて、、
というのがこんなにも長期間、そして広範囲で続いているのは記憶にない。
そして今回も実に穏やかなトカラ海峡。
それはつまり、まだ黒潮はどこかへお出かけ中、という事だ。
3クルーズ連続の黒潮不在、、、
しかし、この状況が3回も続くとさすがに対策も考えられる。
要は北か南から緩いとはいえ潮は流れてる訳で、しかも大潮でそこそこ潮汐は期待できる。
あとは西潮ではなくても魚の多いであろう地形を持つポイントを攻めればいい。
しかもだ!!
「最近口之島港横で釣り人のマンタ目撃例増えてるみたいよ~」
という口之島のガイド、高木さんからのありがたい情報も!!
という事で後半のトカララウンドは
1、口之島周辺でマンタ探し!
2、中之島の北、小臥蛇島の南でサンゴとイソバナと魚群を撮影!
3、ラストは小臥蛇島の雄神瀬と芽瀬で大物狙い!
というテーマで Go Dive!!
と言う訳で、硫黄島から3時間、口之島に到着した我々は早速マンタ捜索を開始した。
「平瀬から丸瀬、烏帽子からラビリンスまで水面のマンタ探しながらゆっくり船を走らせましょう!」
なんて言った途端、平瀬沖で水面移動中のマンタ発見!
「おるやん!!」
幸先良い発見にワクワクしながら丸瀬行ったら水面を数匹のマンタがパシャパシャやってる!
「めっちゃおるやん!!」
しかも捕食中。
すぐにエントリー。
そしてあっさりマンタと遭遇。
水面を捕食しながら泳ぐマンタをバシバシ撮影。



途中いなくなったさちさんは、8枚のマンタに囲まれて動けなかったそうで。
(写真楽しみにしてます!!)
60分マンタを堪能。
なんと、スタッフ大木はこれが初マンタ!!!
おめでとう!!!
勢いに乗った我々は中之島へ移動して北端にあるラクダ岩でダイブ。
ちょっと流れ強目だったけど、満開のイソバナを撮影。


写真は参加メンバーの國清さんに頂きました。
ありがとうございます。
出来過ぎな3日目を終えて中之島に入港。
温泉に入って、トカラ馬を見学し、定宿の海游倶楽部へ。


実はこの日は海游倶楽部にとって特別な日。
「海游倶楽部、最後の晩餐」

初めて中之島、海游倶楽部を訪れたのは2008年7月のこと。
ついに足を踏み入れた憧れの秘境、トカラ列島。
そこに待っていたのは極上の海と居心地の良いオシャレなコテージ。
こんな離島にありながら夕食は極上のイタリアンや洋食のコース料理。
オーナーご夫婦との語らいも楽しく、僕のトカラ熱は、まさにこの時発症したのだ。
以来11年。
最初はフェリーを使って、2013年からは栄真丸でトカラ列島に通い続けている。
いつも快適な宿舎と美味しい食事と温かい笑顔で僕らを迎えてくれました。
僕にとってのトカラのお兄さんとお姉さん。
そんなお二人がこのツアーを最後に引退、本土に引き上げることになりました。
最後の晩餐。
もうこの料理やお二人との楽しい時間をトカラで味わうことが出来なくなるのは本当に寂しいけど、とにかく、今まで本当にお世話になりました。
感謝感謝感謝。
そして迎えた最終日。
色々盛りだくさんすぎてあっという間の最終日。
潜りながら北上、一気に枕崎まで戻らなければならない。
とは言え全員枕崎宿泊で翌日の飛行機なので夜までたっぷり時間がある。
昨日はイソバナの群生だったので、まずはハードコーラルの群生を撮影しに小臥蛇島の南、GAMIドロップを目指す。
途中イルカの群れに遭遇!

出来過ぎだ。




光も射して、サンゴも綺麗!
2本目は雄神瀬へ。
ギンガメアジに巻かれ、イソマグロやツムブリも群れ群れ。



これまた出来過ぎだ。
そして残りのテーマ、大物との遭遇を求めて芽瀬へ向かう。
口之島の北西に広がる、もう一つの口之島といっても過言ではないくらい広大な沈み瀬。

大物、特にタイガーシャークとの遭遇率の高い(今期8回遭遇中2回はここ)ポイントだ。
黒潮の只中にあるためいつも激流だけど、黒潮不在の今は逆に潜りやすい、と言えるかも。
という事で慎重に潮流チェック。
やはり黒潮本流ではなく、北からの流れ。
いつもと進入角度を変えてアタック。
すると、、、
イソマグロ、ツムブリなどいつものメンバーの向こうにホバリングしているマダラトビエイ!!



美しいフォルム。
浮上前にはカマストガリも登場。
やったぜ!
浮上すると船長が
「もう少し頑張って潮に乗りながら南に泳げば、ここ(海図を指差して)に魚が集まる場所がありますよ。芽瀬で一番GTが釣れるのはここですよ。」
と言う情報。
クルーズを締めくくるラストダイブ、これはもう芽瀬もう一本しかないでしょう。
とう事で1本目と同じ場所からエントリー。
粘らずにどんどん流して南にある船長オススメのスポットを目指す二兎を追う作戦。
しかし、、、
何もいない。
さっきまでいたマグロもツムブリも、マダラトビエイも、、、
いない、、、
ハズレムードが漂う。
みんなはもう上の方。
あれ?諦めてる??
まだ、もう一ヶ所勝負あるんですよ~
と思いつつひたすら流していたら、根が近づいて来ると現れるテングハギモドキやツムブリの群れが登場。
なるほど魚が集まりそうな地形だ。
船長が言ってたの多分ここだ。
せめてローニンでもいい、こい!
とか思ってたけど不発。
もうだめだ。
諦めて安全停止に入ろうとしたその時。
フロート持って後ろからついて来ている大木の後ろに巨大な影!

「出た~!!!!タイガー!!!」
やはりトラは後ろから現れる。
指差す俺。
光るストロボ。
「え?私?じゃないよね。後ろに何かいるよね!」
恐ろしくて振り向けない大木(笑)
まさに
「志村~、後ろ!後ろ!」
状態(笑)
こうして、実に出来過ぎなトカララウンドも幕を閉じた。
写真は参加メンバーの國清さんに頂きました。
ありがとうございます!

後日中村卓哉さんからもタイガーショット送っていただきました!

振り返った大木と咄嗟に鳴らしたバブホンに驚いて逃げるタイガー!
ありがとうございます!
いつもこうだといいのに、、、
いや、でもいつもこうじゃないから面白いんだ。
一体魚はどこにいってしまったのかと悩みに悩んだ1ヶ月。
やっと答えが見つかった気がした。
多分気のせいなんだけど(笑)
さて、今回は撮影クルーズだったので前編後編と写真モリモリで薩南&トカラDiscovery Cruiseの様子を詳細にリポートしてみました。
天気にも海況にも恵まれて当初の目的通り冒険クルーズの名場面集を撮るようなイメージで撮影できたように思います。
と言うことで、来年も11本!
スケジュール決まりました。
ゆるカタフォトクルーズも現在企画中!
決まり次第発表します!!
詳細お問い合わせは薩南&トカラDiscovery Cruise、木村まで。
<薩南&トカラ列島Discovery Cruise 2020スケジュール>
◇5泊6日 ベーシックプラン
Cruise1
「サメ!サメ!サメ!春のトカラはサメだらけ!!」
日程 3月17(火夜)ー22日(日)(水温23度)
参加条件はアドバンス以上、経験本数300ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
Cruise2
「6月、狙うはニタリとタイガー!硫黄&トカラ」
日程 6月23(火夜)ー28日(日)(水温24-26℃)
参加条件はアドバンス以上、経験本数500ダイブ以上、ドリフトエキスパート限定。
Cruise3 古見きゅうさん乗船!
「7月4連休絡みの硫黄、草垣、トカラクルーズ!」
日程 7月21(火夜)ー26日(日)(水温26-29℃)
参加条件はアドバンス以上、経験本数200ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
◇4泊5日 ミドルプラン
Cruise4
「GW恒例の大物三昧トカラ!」
日程 5月1日(金夜)-5月5日(祝)(水温25℃)
参加条件はアドバンス以上、経験本数300ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
Cruise5
「サメシーズン到来!大物狙いの硫黄&トカラ」
日程 11月19(木夜)-23日(祝)(水温22-24℃)
参加条件はアドバンス以上、経験本数300ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
◇2泊3日 硫黄島、鬼界カルデラ ショートプラン
参加条件はアドバンス以上、経験本数100ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
Cruise6
「5月マグロ艦隊とニタリザメ狙い!」
5月22(金夜)ー24日(日)(水温22-23度)
Cruise7
11月マグロ艦隊とハンマー狙い!」
11月27(金夜)ー29日(日)(水温22-23度)
◇3泊4日薩南スペシャルクルーズ!
Cruise8 関戸紀倫さん乗船!
「初企画!!夏の宇治群島と薩南のビッグポイント!」(水温26-28℃)
日程 8月7(金夜)-10日(祝)
参加条件はアドバンス以上、経験本数200ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
野間岬に泊まって薩南が誇るビッグポイント、千貫瀬や久多島、大瀬と、
Discovery Cruise初の宇治群島を目指します!
飛び込んだ瞬間、目の前に広がる魚群絵巻とダイナミックな地形。
回遊魚にサメの群れ、何が出るかわからない夏のスペシャルトリップです。
Cruise9
「東シナ海の秘境!宇治&草垣群島遠征」(水温26℃)
日程 10月8(木夜)ー11日(日)
参加条件はアドバンス以上、経験本数200ダイブ以上、ドリフト経験豊富な方です。
薩南の秘境、草垣群島と宇治群島、鬼界カルデラ周辺の海を潜る
秋のスペシャルトリップ。
黒島ステイで薩南縦横無尽!
まるでミクロネシアのような透明度と東南アジアのような魚影の濃さを
併せ持つ草垣群島を潜るならこのツアーです。
◇NEW!! 目指せトカラ列島縦断、
究極の1週間クルーズ実現!!
Cruise10
日程 4月18(土夜)ー25日(土)(水温24度)
参加条件はアドバンス以上、経験本数500ダイブ以上、エキスパート限定。
Cruise11
日程 10月31(土夜)ー7日(土)(水温23−25度)
参加条件はアドバンス以上、経験本数500ダイブ以上、エキスパート限定。
***********************
薩南&トカラDiscovery Cruise
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