今シーズン11回目の薩南&トカラクルーズより無事戻ってきました。

結果から言うと、
「やっぱ11月の薩南トカラ、すげ~楽しい!!」
ですよ。
水温は24~25度で快適だし、透明度もいいし、晴天が多いし。
水中も回遊魚、マンタ、イルカ、マダラトビエイの編隊、そしてタイガーといったオールスターキャスト。
サンゴもイソバナも綺麗。
ダイビング後の温泉も最高だし星空もすごいし、、、
飯もうまいし酒もうまい、、、
ということで今回の旅のリポート、まとめてみました。
最後までお付き合いください♪
今回は写真家のむらいさち さん、中村卓哉さんをお招きして水中撮影ツアーに挑みました。

前日枕崎入りした一行。
軽めの前夜祭を終えて就寝。
初日は8時半出航で、まずは出発前のブリーフィングを行います。
懸念材料は2日目の大時化予報。
3日目、4日目とよくなる傾向だったので
初日 =硫黄島、鬼界カルデラの地形や魚影を中心に3ダイブ撮影
2日目=北西風大時化予報なので、硫黄島に留まって港の前でじっくり2本、水中オーロラ撮影と硫黄島観光
3日目=トカラを目指して南下、最近漁師さんや釣り人が目撃しているマンタを探しつつ3本
4日目=凪を利用して臥蛇島と芽瀬で4本。大物、できればタイガー撮りたい!
と言う大まかな流れを決めてそれぞれの見所を説明。
撮影テーマは三つ
1、鬼界カルデラのダイナミックな地形と水中オーロラ
2、トカラ海域の色鮮やかな世界と魚群
3、そして大物
大物との遭遇だけがトカラの魅力のように思われている節もあるけど、手付かずのサンゴやイソバナの群生、鬼界カルデラの稀有な水中景観も日本で、いや世界でもここでしか味わえない素晴らしい魅力だと思うんだけど、どうだろう?
ま、何はともあれ、プランとテーマは決まった!
一つ一つじっくり腰を据えて冒険クルーズの名場面集を撮るようなイメージでいざ出発!

最初の目的地硫黄島まで90分、快晴べた凪の気持ち良い航海。
この海域は鬼界カルデラという巨大水中カルデラが作り出すダイナミックな地形が見所。

硫黄島、竹島を含む巨大な外輪山と中心部にむくむく成長した溶岩ドーム。
地球が創り出した壮大な地形、まさにジオ!
島は噴煙をあげ、湧き出す温泉水で海の色も不思議なグラデーション。

まずは地球の鼓動を感じるこの鬼界カルデラエリアで撮影スタートです。

初日は天気も海況にも恵まれじっくり3ダイブ。
1本目は潮止まりの竹島ジュラシックでサンゴと魚影を、
2本目はビッグドロップで柱状節理のドロップオフを、
ラストは鬼界カルデラ外輪山の突端、ヤクロ瀬で撮影をおこないました。




水中写真は参加メンバーの國清さんに頂きました。
ありがとうございます!
そして二日目、風の音で目がさめる。
予報通り、いや予報以上の爆風だ、、、
お昼前から晴れの予報ということで朝は島の集落をお散歩。
ジオだけでなく、歴史もとても面白い硫黄島。

この島に通って20年越え、木村解説歴史の散歩道♪
興味ある方は是非!
でこれまた予報通りお日様が顔を出したお昼前、水中オーロラ撮影ダイビングに挑戦。
ということでこの水中オーロラですが、これは何かというと、
まず島の周囲で豊富に湧き代している海中温泉があります。
この温泉の成分が酸化して色がつくのですが、鉄分が多いと赤茶色く、アルミが多いと白っぽく濁ります。


すごいでしょ?
まさに地球の鼓動を感じる色。
元々淡水で比重が軽いのかこの色付きの温泉水は上層に広がる傾向があります。
この色のついた海水の下に外洋の青い海が入ってきます。
これがうまく交じり合うと、、、

こんな感じ!
夜空に広がるオーロラを眺めているような不思議な景観が現れます。
オンリーワンの景色。
これだけでも十分楽しめるのですが、今回はなんとホシカイワリの群れが現れました!

すごい!こんなの見たことない!!

さちさん、卓哉さんも夢中で撮影!
浮上後みんなで握手するほど充実した時間を過ごせました!
水中写真は参加メンバーの國清さんに頂きました。
ありがとうございます!
早めに終わったのでちょこっと島内観光して

温泉入って、

(中村卓哉さんがドローンで撮影してくれました!)
星空撮影に出かけて、

(この写真、一見昼間に見えると思いますが、月光浴写真です。よく見ると空に星が写ってますよ〜!
むらいさち さん撮影です)
素晴らしい前半戦を終えました\(^-^)/

さあ、明日はいよいよトカラ海峡を渡ります!
わくわくですね〜
でも、もうお腹いっぱいなんで、
続く♫
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〜薩南、トカラ列島でダイビング〜
薩南&トカラDiscovery Cruise
https://tokara-dive.jp
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