秋風吹き抜ける玄界灘。
不安定な天気予報に見舞われたシルバーウィーク前半戦、クロマグロウィーク5連ちゃんは初日、二日目以外全て時化で中止。
多くの方が楽しみしていただけに残念だけど、、、こればっかりは自然相手のことでしょうがない。
土日は微妙だけどなんとか出せそうな雰囲気だったので、壱岐のお泊まりをキャンセルして、当日朝の出航判断に変更。
それでも集まってくれた全国のDiscovery Diversに感謝!です。
ありがとうございます。
14日は午前中はウネリが残るものの徐々に良くなる予報だったので遅めに出港して世界遺産沖ノ島へ!

1本目は今一番調査したいニューポイント「Rocks」へ。
沖の巨岩と浅場の光のホール。


沖の巨岩の周りには常に岩を覆い尽くす魚が群れている。



魚影の濃い沖ノ島の中でもここは特別な場所だ。
光のホールは巨石が作り出す不思議な洞窟ポイント。


隙間から差し込む光は本当に神々しい。
巨石信仰が沖ノ島の祭祀の始まりだと思うんだけど、このエリアには文字通り巨岩が作り出す神宿る不思議な景観がひろがっている。
古来から続く信仰、神への想いを感じながら潜るとまたいつものダイビングとは違った気持ちを味わえるだろう。
そしていつものこの子たちに会いに。


厳格なマナーを守り、彼女らの生活を脅かさないよう最新の注意を払いながら、気持ちをこちらに向けてくれた時にだけ、至福の時間を味わえる。
2本目は南西の潮流に乗ってコーラルファームから祇園、3の根までドリフトダイビングで移動。



魚影、ソフトコーラル、地形と沖ノ島の海の特徴を全て味わえる上級者限定のコース。
途中アオウミガメも登場。

世界遺産沖ノ島の海の中はまさに竜宮城だ。
日曜日は午後から北東がまた強くなる予報。
早め出航、午前中小呂島で遊んで風が上がる前に帰る、というプランで出航。

船長は小呂島出身、元漁師の島田くん。

小呂島は水中の地形まで全て把握しています。
朝はべた凪だったの1本目はBOUZ ROCKへ。
学生サークル、海BOUZの名前を冠するポイント名は、彼らのアドバンス講習の時に偶然この根を見つけたことに由来する。



魚影、ソフトコーラルと、沖にあるクエの根、さらにマクロも充実した小呂島のスーパーポイントだ。
2本目は「LEGO」へ。
名前の由来は見ての通り(笑)

光と陰。

人工的な景観は静寂に包まれているが、少しづつ沖に向かうと突然ものすごい魚影に包まれる。




ソフトコーラルの森の沖にはアカオビハナダイの乱舞ポイントも。
様々な表情を味わえる昨年発見のニューポイント。
僕はここ、大好きだ。
2本目を終えてクロマグロのナブラを探すも、活性低くノーチャンス。
少しづつ風も上がってきたので13時に切り上げて糸島へ戻る。
港に戻って片付けを終え、遅めのランチを終えた頃、ついに秋を告げる北東爆風が吹き始める。
これにてシルバーウィーク前半のダイビングは終了。
「安全第一!」皆様のチームワークに感謝!です。
写真は日田様、宮崎様、米澤様に頂きました。
素晴らしい写真、ありがとうございます。
最後に、ゲストの方がSNSにアップしていた言葉を拝借。
「ここは宝石箱みたいな海、玄界灘。」
まさにその通りですね\(^-^)/
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
そして今回中止になってしまい残念な思いをされた皆様も、どうかまたこの海を感じにお越しください。
お待ちしています。
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玄界灘Discovery Cruise ガイド 木村尚之
SUNS DIVE
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